春は肝の病症に注意して!
2020.04.01

肝の養生法を知って健康的な新生活を始めましょう
4月を迎えて入社、入学など新生活がスタートした方も多いと思いますが、新しい環境でのストレスや陽気の変化は自律神経のバランスを乱す原因になるのでご注意ください。
また、東洋医学では、春は肝の病症が出やすいとされ、肝気が盛んになりすぎてイライラしたり、目のトラブルや筋肉が硬くなったり、寝違えやぎっくり腰、皮膚に症状が現れたり、女性の場合、生理不順に陥りやすいです。
肝の症状を対処する方法について
養生のポイントには次のようなものがあります。
①外邪(風邪やストレス)を防ぐ
風に当たりすぎない。ストレスを溜め込まないようにしましょう。
②適度な運動
イライラや憂うつ感は軽い運動などで発散しましょう。
③早起き
朝寝坊は陽気の成長を妨げ、イライラや抑うつの原因になります。
④すぐに怒りださない心がけ
春は肝陽が亢進しやすいのでクールに。
⑤食生活の改善
セリやセロリを摂取すると肝の解熱につながります。
ただし、冷え症や月経量が下がっている方には逆効果になるので、かぼちゃ、ライチ、栗、レバーなど温熱性がある食品を摂るようにして脾気を養い、血を補いましょう。
症状や体質は個人差があります。
一般的な対処法では合わない場合もありますので、お困りの方はスタッフまでお尋ねください。