腰トントンは身体からのメッセージ
2025.09.01
ふとしたときに腰をトントン叩いていませんか?
これは身体からの、「腰にストレスがかかっていますよ」という無意識のサインです。
30~50代になると、運動不足や長時間の座り姿勢により、姿勢保持に必要な「腸腰筋」が弱ってしまいます。
腸腰筋が衰えると背骨を支える力が失われ、骨盤が寝てしまったり、猫背が定着しやすいです。
その結果、胸の背骨(胸椎)が丸まり、胸椎の動きが制限を受けると、本来分散されるはずの負担が腰椎に集中。
これが腰へのストレスとなって、腰をトントンしたくなる状態を招いているのです。
背骨の柔軟性は、姿勢をよくする上で重要なポイントとなります。
背骨の柔軟性のセルフチェックは、両手を頭の後ろで組み、肘を閉じたまま身体を反らせられればOKです。
腰のストレスを放置すると、慢性腰痛やぎっくり腰、坐骨神経痛の原因にもなります。
日頃のクセが常態化する前に、背すじを伸ばすストレッチ、背骨を動かすエクササイズ、腸腰筋にフォーカスした軽い体操やトレーニング、正しい姿勢の維持を考えた生活動作の見直しに取り組んでください。
「腰トントン」は身体からの小さな警告。
違和感があれば、早めの治療がおすすめです。